「お父様に客人が来ると、聞いていなかっただけです」 「あーそうか、祷は姫さんだからな」 そう、要は別に私を信頼していないんじゃない。 私が「女」だから。それも、16歳で当主になったのは私が初だそうだ。 厳しいこの世界で、女と言う事でも周りから軽蔑されるのに、16歳で当主の座についた事から、今や私の存在を知らない者はいない。 それでも、父は私に当主の座を与えた。