「華杜家の前にいる気配が、まさかご当主だったとは…学校帰りに申し訳ない」 「いえ、私も少しやり過ぎました。お父様の客人に」 私は一礼して、家の門をくぐる。 その瞬間、空気が一気に変わった。 安らかな空気が私を包み込む。 家の周りには妖怪が、侵入しないための強力な結界が張ってある。 だから、そこら辺にいる妖怪の気配が漂う外の空気に比べたら家の空気はいい。