狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



「参りました、22代目」


父と同い年ぐらいの、男だった。


私はパッと男を放し、木から降りて鞄を拾った。


父は笑いながら、男を見上げる。


「お前、危うく祷に殺される所だったぞ」


「いやはや、面目ない」


男は木から降り、苦笑しながら私を見る。