狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



祷の手紙に、後悔しないよね?と書かれていた。


でももう、既に空海は後悔した。


自分も、祷は別世界の人だと思っていた。


だからあまり、深く関わろうとしなかった。


空海の頭の中に、後悔の渦が現れた。


震える手で手紙を握りしめ、グッと堪える。


祷に…祷にっ…会いたい!会うんだ!