その場が、小さく息を飲んだ。 手紙につづられた、本当の最後みたいな文章に誰もしばらく何も言えなかった。 祷自身、自分がどこか皆と違う事に気づいていた。 その時、空海の中で何か合点がいった。 祷はどこか皆に親しまれ、憧れられ、まるで遠い人のように空海は感じた。 でも、それは別だった。 祷は、必ずどこかで皆と一線を置いていた。