狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



兄妹には怪我はなく、幸い死者も出なかった事で一件は終わった。


その1ヶ月後の事だ。


華杜家の玄関に、あの時の男の子がいた。


そして彼は、祷にこう言った。


「僕に異能の力が上達出来るよう、指導して下さい」


だが、最初は祷は見向きもしなかった。


小さな子供に、妖怪退治屋と言う過酷な指導をしたくなかったのだろう。