そんな勇気がなく、真実を知った祷を慰める事も出来ない。 俺は外の世界の事を、祷に話す事は一度もなかった。 祷を直視出来なくなっていく自分が、情けなかった。 兄の月影は、周りから愛された。 両親以外から、遊んでもらったり誉めてもらって… 祷はいつも、屋敷の外から人が来ると決まって屋敷の一番奥の部屋に行かされる。 でも…