狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



俺は、祷が可哀想に思えてならなかった。


何の罪もないのに、周りから蔑まれ疎まれ。


屋敷の外に一度もでない。知らない世界があるのにその事すら分からない。


いつも俺は思った。


自分は列記とした妖怪で、ちゃんとそれが分かってる。


でも祷は、半分人間で半分妖怪で。


中途半端な存在の祷は、もしかしたら死んだ方がいいのかもしれない。