そして、美香は子に名を付けた。 神仏の加護を願い、言葉によって除災増福を祈る「祈祷」から『祷』の名を与えた。 祷は、月影より遥かに強大な力を秘めていた。 それ故、泉と美香は心配でいつも目の届く位置にいさせた。 いつ、妖怪の力が暴走するか… 他の者達は、いっそ「殺そう」と言った。 現に祷は女で、当主にはなれないし長男の月影がいるから周りは早く始末する事を言った。