狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



無事に二人目の子供が退院出来たのは、一年後だった。


慌ただしく過ごした一年、子供に名を与える間がなかったため屋敷では泉と美香、要が相談していた。


美香が二人目の子供を抱き抱え微笑む。


その時、要は感じた。


目を見開き、子供を見つめる。


「どうした、要」


泉の言葉に、要は顔を歪め震える唇でそれを言った。