狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



ある昼下がり。


華杜家の縁側に、華杜美香はいた。


その後ろ、部屋の中に要はいた。


「今日も赤ん坊から、妖怪の波動は感じませんよ」
 

「そう…良かった」


美香は膨らんだお腹をさすりながら、そう言う。


ニコニコ笑いながら、要に微笑みかける。