ふと目を開けると、視界には満面の笑みを浮かべた母がいた。 「あ、祷が起きた」 花のようにふわりと微笑む母は、私の頭を撫でた。 母に膝枕をしてもらっていたのを思いだし、体を起こす。 「はっ!」 声の方を見ると、庭で父と兄が稽古をしていた。 木刀を振り父に立ち向かう兄を見て、私は縁側に走る。