「案ずるな、大樹様は早急に傷を癒しそちら側に返せと我等に命じた」 男はそう言い残すと、煙のごとく消えた。 空海は、その場に座りこみ頭を抱え込んだ。 祷としばらく会えない… 自分を守ったせいで、意識不明の重体になった。 「いっ…のり」 頭を抱えた空海は、その場にパタリと倒れ込んだ。