狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



「祷っ、どこにいる祷!?」


右手で口元を覆い、煙の間をぬってゆっくり歩き出す。


巨大な炎で、最上部はほぼ壊滅状態。


いくら三大悪妖怪でも、さすがに傷を負っているはず。


空海は慌てる心臓を押さえ、祷を探す。


あの炎を食らって、傷が回復したばかりの体が保つはずがない。


少しづつ、空海に焦りが見え始める。