狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



気を付けないと、うっかり幻術にはまるかもしれない。


と、


「三大悪妖怪の一角、天狗を瀕死の状態にまで追いつめた妖怪退治屋は君だよね?」


「…」


「そんなに警戒しなくても、幻術など使いませんよ」


狐はそう言うと、眼鏡をクイッと上げて


私を完全に直視する。