部屋を出ると、ゆっくりと玄関に向かう。


耳をすませば、聞こえてくる。


「陰陽師の総帥が、華杜家当主との会談を望んでいる」


陰陽師の総帥が、私との会談を望んでいる?


それに、両者が本格的に同盟を結んだ事に驚いた。


その瞬間、私は眠りすぎたと思った。


眠っている間に、変わってしまった。