「陰陽師の総帥との会談、お受けする」 祷はそう言った矢先、俺達3人を見た。 寺嶋の事を説明しようと、俺が口を開けようとした時、 「私はしばらく、別行動を取らせてもらう」 祷はそう言うと、くるりと回って俺達に背を向けた。 俺達が何かを言う前に、祷は歩き始めた。 この瞬間から、きっと壊れ始めたのだろう。