狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



妖怪退治屋は、その存在を決して視えない人間には明かさない。


そういう、決まりなのだ。


だから俺は、嘘をつくしかない。


「少し体調を崩しているから…」


彼女には申し訳ないが、これは仕方ない事。


元々、祷と彼女の世界は違うのだから。


産まれ落ちたその瞬間から、本当は会える可能性すら危うい二人…