「と、言う訳でして…烏野空海さん、私に陰陽師の術を教えてください!」


勢い良く頭を下げた寺嶋綾に、空海は一瞬困惑したが華杜泉の話でなんとか納得した。


「陰陽師は、基本武器を使って戦うが…寺嶋綾、お前に向いている術を探す」


「はい」


「祷はまだ眠っている…あいつが起きる前に物にしたい。出来るか?」


「そのために、覚悟しました」


それぞれが、それぞれの道を歩み始めた。