「祷!」


空海は、華杜泉の隣にいる要に抱えられたら祷に駆け寄った。


後ろには、駆けつけたと思われる登美男がいた。


「君達には、これから起こりうる現実を知って貰うののち…覚悟を問う」


華杜泉の言葉が、静かな夜に災いの火種を運んだ。


これから起こる全てが、彼等に不幸と災い…


そして、【別れ】の意味を深く刻むとは、まだ誰も…気づかなかった。