その頃、空海達は耳を疑うけたたましい音を聞いた。


響は顔をしかめ、寺嶋綾は怯える。


「響、俺を襲ったのは天狗だそ!?祷一人でどうにかなるのか!?」


響はギュッと目をつむった。


その時だ。


ドカーンッ


大きな爆発音…それが、しばらく続いた。