狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



父の自室で、小さい私と要がいた。


父は険しい顔をして、私を見ていた。


『祷…お前に、次期華杜家当主の座を譲る』


その時の私の顔は、無表情で目は虚ろだ。


『これから、祷には大変な思いをさせるがっ』


『しかし、まだ祷様は10歳ですよ!?』


要が声を上げ、焦り始めた。