狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



その光景を、空海はただじっと見ていた。


「空海君」


「っ、はい」


空海は名を呼ばれ、華杜泉を見た。


「すまない、迷惑かけた。しばらく、部屋に戻していなさい」


空海は小さく頷き、部屋を後にした。


その夜、華杜家の屋敷は想像以上に静かだった。