「妖怪は古から存在している。人間もだ。妖怪は人間の怨念から生まれるんだよ」 「じゃあ、俺達がいる限り妖怪が消えないんだな?」 私はその時、思い出した。 『祷、いつか必ず妖怪をこの世界から消してみせるよ』 屋敷の縁側、庭の桜が満開に咲き誇る中、あの人の顔が浮かんだ。 あの人は、そう言った。確かに。