狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



ふと、廊下の隅に白い子供がいた。


でも、それに誰も気づかない。


それもそうだ。皆は、”視”えない者だから。


皆には感じ取れない存在。


つまり普段皆が言う『妖怪』が”視”えない。


そして、私がどうして”視”えるのか。


それは簡単な事だ。