食堂には、不服そうな父の顔と要。それと、響。そして…空海がいた。


でも、別に空海がいた事に驚いた訳じゃない。


「空海のその服…うちの高校のじゃない!」


空海の着ている制服は、確かにうちの男子制服だった。


私が驚いていると、いきなり父が立ち上がる。


そして、なぜかガクガク震えながら


しかも涙目で。