そんなにも、私の力は強いってことなの?

「んで、その妖ってのは誰だ?!」

「それは…ぐっ!!」

雪女が話そうとしたとき、雪女はその場に倒れ込んでしまった。

「おい!」

「大丈夫ですか?!」

私は、雪女の体から血が流れ出すのを見て、体が震えるのが分かった。

「ちっ!誰か居るんだろ!出て来やがれ!」

叫ぶ白だけど、私達の周りに人が居る気配は感じられなかった。

「くそ!」

「雪女…」

私は、雪女の元へと近づいたとき、雪女が何かを言っているのに気づいた。

「………ども…」

「何か?」

私は、自分の耳を雪女へと近づける。