「お前……、俺を誰だと思ってるんだよ」
「え?」
「俺は、犬神家の頭領になる男だ、それにお前を守ると決めた以上、俺は絶対お前を守る」
白の言葉に、私は目を瞬かせる。
「だから、待っててくれ」
私達は、ゆっくりと雪の積もる上へと降り立った。
「初めましてだな…雪女。さっきは、手荒な歓迎ありがと」
「お前など歓迎した覚えなどない。どうやってこの世界に入ってきた、この世界は私の世界だ、そう簡単には入れないはずだ」
「あ〜、それは簡単なことさ」
すると白は、腰に付けていた鈴を、雪女に見せた。
「この鈴は、千奈の身が危なくなった時に鳴るようになってるんだよ、そしてその鈴の音は、俺の持つこの鈴へと流れる」
「鈴など、鳴ったようには聞こえなかったけど」
「それはそうさ、鈴の音は妖達には聞こえないようになってるからな、聞こえるのは鈴を持っている俺と千奈だけさ」
「………そうか!!」
雪女の怒りが激しさを増したのか、髪が逆立ちし始めている。
「え?」
「俺は、犬神家の頭領になる男だ、それにお前を守ると決めた以上、俺は絶対お前を守る」
白の言葉に、私は目を瞬かせる。
「だから、待っててくれ」
私達は、ゆっくりと雪の積もる上へと降り立った。
「初めましてだな…雪女。さっきは、手荒な歓迎ありがと」
「お前など歓迎した覚えなどない。どうやってこの世界に入ってきた、この世界は私の世界だ、そう簡単には入れないはずだ」
「あ〜、それは簡単なことさ」
すると白は、腰に付けていた鈴を、雪女に見せた。
「この鈴は、千奈の身が危なくなった時に鳴るようになってるんだよ、そしてその鈴の音は、俺の持つこの鈴へと流れる」
「鈴など、鳴ったようには聞こえなかったけど」
「それはそうさ、鈴の音は妖達には聞こえないようになってるからな、聞こえるのは鈴を持っている俺と千奈だけさ」
「………そうか!!」
雪女の怒りが激しさを増したのか、髪が逆立ちし始めている。



