あれから数日が経ちました。

あの日から白は、空舞凪神社に暮らしている、理由は私と契約を交わしたからみたい。

そして、黒幻様は傷の手当の為犬神家の里に帰っているみたい。私はまだ黒幻様にお礼を言えていないので、今度あったらお礼を言いたいと思っているけど、黒幻様が白のお兄さんだったことには驚いた。

「……」

今は九時前、私はいつも通りまだベッドの中で寝ていた。

「…んっ……」

「おい、まだ寝てるのかよ」

「んー、白……?」

「そうだよ、もう九時になるぞ」

白はベッドの近くに座る。

「だって、まだ眠いんだもん」

最近色々とあって私の体は疲れていた。