「冗談だよ」

「は、白の意地悪!!!」

もう、何処までが本気か嘘なのか分からない!

「でも、そのうちするよ」

「え?」

「そろそろ行くか」

私は最後に白がなんて言ったのか聞こえなかった。

「あっちに戻ったら、直ぐにお前の所に行くから」

「……うん」

その後、光の世界から出た私は自分の家の前に立っていた。

「あれ?何でここに」

「あっ!いたいた千奈!!!」

階段の方から、美心ちゃんと神斗君が上がってくる。

「もう!急に居なくなったから心配したんだよ!!」

「ごめんね、ちょっと忘れ物しちゃって」