初恋 神隠し

「白はこれからもっと自分の事を大切にして」

「……分かった」

少し納得いかないように見える白だけど、白がそう言ってくれるなら大丈夫だよね。

「なら、俺からも千奈にお願いがある」

「え?」

白は私の手を取ると、手の甲に口づけをした。

「は、白!!?!!」

突然の出来事で顔が真っ赤になる。

「何赤くなってんだよ」

「だ、だって白が!」

恥ずかしくて白から視線を逸らす。

「視線逸らすな」

(そんなの無理だよ!!!)

白の顔が少しずつ近づいてくる。

「ま、待って白、私その………」

「俺の願いは、これから先千奈の側に居たいことだ、それと命に変えてもお前を守る」

「で、でもそれは……」

私の側に居てくれることは嬉しい、だけど命に変えても私を守るってことは。