初恋 神隠し

「妖刀空神牙(ようとうくうしんが)」

黒い影はどんどん近づいてくる、すると白はその黒い影に向かって走り出す。

「白!!」

「千奈は、俺が守る」

白が高く飛び上がると、妖刀を黒い影へと突き刺した。

「はあああ!!」

(ぐはぁ!…)

妖刀に刺された黒い影は、消えるのではなくその刀の中へと吸い込まれていく。

(これで終わったと思うな…白幻。いずれ俺の力が必要な時がくる……、その時お前は……もう一度俺の力に頼る………)

その言葉を残し黒い影は完全に消えた。

「……お前の言う通りその時が来るかもしれない、だけど俺は二度とお前の力には頼らない」

白は持っていた妖刀をその場に突き刺すと「水鏡」と言った。するとその妖刀の周りき大きな水溜りが出来た。