初恋 神隠し

黒幻様が、白のお兄さん…?

「そんなの前のことだよ、今の僕はそんな事一ミリも思っていない」

(嘘か本当か知らんが、早くその女を我に差し出せ、そうすればお前の命は助けてやる)

「だからさっきも言っただろ?僕はお前に巫女様を渡す気はない」

(なら、永遠に眠れ)

白は口を大きく開くと、赤火と青火が混じった炎を私達に向けて放った。

「水火!」

黒幻様は、水を纏ったひを放ち互いの力がぶつかり合った。

(そんな事したって無駄だ)

「うっ!」

白の力に押され、少しずつ後ろへと下がる黒幻様。

「黒幻様……、白…」

もう辞めて白!!