彼女と知り合うことが出来たのも、 3年目を迎えたある土曜日のこと。 * 俺は朝練を終えて、昼御飯も食べ終えた頃、 少し散歩をしに学校の門を出た。 この時期は梅雨。 雨に打たれて練習をすることも日常茶飯事。 今日は久し振りの晴天だったから、 俺は気分転換がてら歩くことにした。 これが、 ある転機を迎えることとなる。