「美沙都の事は置いといて！
諴桜峙高校って不良校なんだろ
優雨と美沙都、襲われねぇか！？」

「何で襲われるの？何に？」

「そこの高校、動物でも飼っているの？
私、知らなかったわ」

「「鈍感軍団め…」」

「「？」」


意味が分からない…


「おー、高校見えてきたぞー」

「あー本当だー、ここの高校不良校なの
に綺麗だなぁー」


棒読みですけどお二方


「でも、デカい高校だなぁ」

「うん、デカいね、デカいね」

どっかのお城見たいだな


『お待ちしておりました
藤堂様、津雲様、白島様、星華様
でいらっしゃいますね』


放送ですか、藤堂は昴、津雲は健太
白島は美沙、星華は私


『各教室へ行って下さい』

「だとさ、じゃね健太、昴」

「じゃあ、後で皆、屋上集合で」

「はいはい、分かったよーん
襲われないようにな」

「・・・優雨、気をつけてね・・・」

「ええ、昴ありがとう」

「あは！昴、私にも気をつけてねって
言って欲しかったなぁー！！
優雨だけなのね！！」

「美沙都、うるさい…」


あ、ははは


「もう、行きましょう美沙都」