君の隣に居ること

「ッうわぁッ・・・!!」

「直樹!?!?」


直樹さんとやらがナイフで腕を切られたようだ
・・・そろそろかな?

僕は電灯のライトの部分を蹴って壊す

ガッシャーン!!!

広場に居る男どもが一斉に僕をみる

「その辺にしたら?
大人数で汚らしい・・・」

「な!お前何処からっ…!
誰だ!!!!」

「そうかライトは僕が壊したから
僕が見えないか
しょうがないな・・・
メイ、ナル、タキ!」

ドガァーーーーーーン!!!!!

・・・おそらく、メイは広場の裏にある
銅像を、ナルは草むらの近くの花壇を
タキは木を、それぞれぶっ壊してきたのだろう
ドガァーーーーン!って音したもんな…
ナルが何処から持ってきたのか
大きいライトを持ってきて僕達自身に
当てた

・・・っ眩い・・・

黒の上着を皆そろって脱ぎ捨てる