「また………またやっちゃった………」



私は涙を流し続ける。





頬につたる涙を、ぬぐうことなく。










『私は悪くない。全て政府のせいだろう?』




そうだよ。

確かに、そうだよ。





ってダメダメ!

また、私が狂う所だった。




黒いフード付きコートを着たまま、私は夜を明かそうとしていた。






深夜のニュースを、耳元で流しながら。