氷と魔女《specialstory 完結》

…だ、だって私見ちゃったよ?


「AAクラス1の可愛い女の子と吟が手組んで歩いちゃってるの、

この目でパッチリガッシリ見ましたよ?」




「…あぁ、あれかぁ〜……」




吟はすっごく大きなため息をつく。


…な、なに。私の勘違い…?




「なんかわかんねえけど、あっちから勝手に好意持ってくるだけ。

はっきり言って鬱陶しいって感じ。

あの時も帰り際勝手に後ろから手組んできたの。


…なんか人の気配したと思って振り返ったけど、誰もいなかった…


…千草がいたのか…はぁ……」





…あれれれれ。



全て私の勘違い…?



いや、でも普通女子はあの現場を見たら皆同じことを思うって!絶対私だけじゃないって!





「…良かった」




けど、ドタバタ騒いでいる脳内とは裏腹に、


私の口からはそんな言葉が出ていた。