「ビッグストーン、クラッシュ」



私が静かに呟くと、辺りにまぶしいまっ白な光が生まれた。


音はしない…

そうゆう『神級』魔法だもん。


この魔法さえあれば、馬鹿でかい石ぐらい簡単に壊せるってこと。


光が消えると、キマイラは倒れていた。


女の人は、ぼーっとしながら、紙を手渡した。



《魔力》

30万(キメラが測れる魔力の限界値より)

暫定1位



私はその紙切れを受け取った直後、つぶやいた。


「………空移動」