SHRをウトウトしながら聞いてると、いつの間にか終わったらしい、一気にうるさくなった。


どうしよ…1時間目が始まるまでの10分は寝るかな?かなり眠いぞ…



「おいっ‼︎良弥!」


「いっ…!

駿太(しゅんた)、何すんだよてめえ」


後ろをふりむくと、親友の駿太。

小学校からの親友で…クラスが驚く程一緒になってなんか怖いとお互い言い合う仲だ…(どんな仲だよ)


成績は俺と同じ位。

スポーツ万能で、明るい性格だ。



「いや、お前ぼーっとしてっからよ…

ほら、今から席替えだぞ?クジ引いてんじゃねえか、みんな」


前みろよとでも言いたげに、駿太は指を前に指した。


するとみんなが教室の前の方でよってたかってなんか騒いでる。



「言ってたじゃねーか、1時間目がHRだから夏休み明けだし席替えするって。

俺らもクジ取りに行こうぜ、寝不足野郎」



「……おう」



無理に反論はしねえどこ…そう思いながら俺らは前に行った。


今の席で結構良いんだよな。

周りは男子ばっかりでうるさい女子はいないし?

後ろの席は駿太だし。