「きゃああ!」


「…‼︎春美…⁉︎」



廊下から春美の叫び声が聞こえた。


私は急いでドアへかけよる…けど


「な、なんで!開かない!」



魔法がかかってる!


解かなきゃ…!



私は杖を前に出す。



「それはさせねーよ」


「え……?」



私の手から、杖が消えていた。



私は横から聞こえた声で、誰が来たか何と無く分かってた。

でも。そっちを向きたくない。