氷と魔女《specialstory 完結》

サンプラインはでかい。

横幅何mあるのかな…

1kmぐらい?

今きっと、200mぐらいだよね。

5倍かぁ…

けどそんなことを思いながらも、心の中ではむくむくと不安がつのっていって。

あと50倍でもいい。

心の準備をしたい。

でも、もう始まってしまったんだ。

きっとこの外では、大戦争が行われている。

1日、2日限りの大戦争が。

死者が何千人にもなって。

赤い軍服は赤黒く。黒の軍服も赤黒く。

なかなか落とせない嫌なシミが増えていく。



途端、3人の顔が浮かんだ。

ツツジ。そしてシラン、カエデ。

ツツジは、どうなっているだろうか。

シランとカエデは、どっちが勝ってどっちが負けたのだろうか。


ツツジの戦っている顔。

シランの残酷な笑顔。

カエデの必死な顔。


3幹部、みんな仲が良かった。

でも、偽りだった。

ねえ。シラン。
私に見せたいろいろな表情は、全てが嘘だったのですか。

反政府軍の軍服を着ながら、裏では赤の軍服だったんですか。

あなたは結構Sでした。私たちを見て、どう思ったのですか。



……全部、全部が。

偽りだったのですか?