コンコン

「はーい!」

夢奈がドアへと向かって、開ける。



「父さん…」

「吟。それと吟の友達のみなさん。こんにちは。
副大臣で吟の父、陰と言います

……開戦、するようです。みなさん、最前線に行く準備を」





俺らは、今から起きる現実なんて全く予想できなかった。


どれほどの人が死ぬのだろう。

どれほどの人が苦しむのだろう。


なにも、わからない。