あの、森での時から、春美は私を信じてくれた。

そう…みんなとできるだけ戦争について関わらないようにするにはどうするかって、話し合った時から。




その時、私は…

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「…退学する、ってのはどうかな?」


「なっ…‼︎
それ、私も考えたよ?考えたけど…
私は別にいいけど、千草は…!」



春美は私の肩を持って、説得してくれた。



「だってさ、春美。

私と春美がここの生徒ってだけでみんなに影響を与えちゃうんだよ。

なら…

関わりを持たない方法なんて、ただ1つだよね?」



「千草………いいの…?」


あの時、私は笑顔で頷いて見せたんだ。



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本当に本当にあの時ね。


私は、春美のことを心から信じていたんだよ。



だから、退学するなんて決断をできたんだ。




まあ、こんなこと照れくさいし…春美には話せないけどさ。