「私…本当は嫌なんだ。嫌になってる自分がいた。
みんなを敵にまわしたくなかった。吟から協力の話を持ちかけられた時、こう思っちゃったの。
『協力したい』って…」
私と春美は廊下に座り込んだ。
「うっ…ふぇ…ヒック…そ、それで…?」
「うん。だけどね、断った。
無表情で、なにも考えないようにして。
けど、吟はすごい。いろいろ見抜かれてた、ポーカーフェースの私が」
「うん…うん……それで?」
「ちょっとね、見直しちゃったかな。
そしてね、気づいちゃったんだ。最低最悪なことに」
「……?」
春美は私をきょとんとした目で見つめる。
「……私ね。吟のこと…好きみたい。
いつの間にか、惹かれてた。好きになっちゃいけないのに。
敵になる宿命なのに。惹かれてた。
それを分かっている、女の子の私を必死で押し殺して。平静を保ってたんだ。
……自分も、気づかないほどに」
「うん…うん…辛いね、それは」
「……でしょ?相当辛い。
でもね、もう決めたんだよ。私は、反政府軍のリーダーとして生きるの。
そして反政府軍のリーダーとして命を絶つの。
……たとえ、敵が愛しい人たちであっても」
そういった瞬間、脳裏にみんなが浮かんだ。
優しく笑ってくれた夢奈。
ムードメーカーな大樹。
ポーカーフェースの裏に優しさを持ってる冷夜。
そして…
いつもそっと笑顔で見守って、言いたい時は私にガツンと向かって言って来てくれた吟。
「4人の他にね…負けないぐらい、愛しい人がいるの…」
「…だ、れ…?」
「それはね…
春美だよ。いつもいつも、私を引っ張ってくれる。
春美がいなかったら、私はきっとこのまま復讐もなにもせずにただただ時を過ごしていたよ」
「千草…千草…私も!私もね!
千草のこと、大好きだよ…信じてる…
私を信じてくれた千草が、大好き」
「ありがと、春美。
………もう、おさまった?」
「うん……ごめんね。急に取り乱して」
春美がシュンとする。
みんなを敵にまわしたくなかった。吟から協力の話を持ちかけられた時、こう思っちゃったの。
『協力したい』って…」
私と春美は廊下に座り込んだ。
「うっ…ふぇ…ヒック…そ、それで…?」
「うん。だけどね、断った。
無表情で、なにも考えないようにして。
けど、吟はすごい。いろいろ見抜かれてた、ポーカーフェースの私が」
「うん…うん……それで?」
「ちょっとね、見直しちゃったかな。
そしてね、気づいちゃったんだ。最低最悪なことに」
「……?」
春美は私をきょとんとした目で見つめる。
「……私ね。吟のこと…好きみたい。
いつの間にか、惹かれてた。好きになっちゃいけないのに。
敵になる宿命なのに。惹かれてた。
それを分かっている、女の子の私を必死で押し殺して。平静を保ってたんだ。
……自分も、気づかないほどに」
「うん…うん…辛いね、それは」
「……でしょ?相当辛い。
でもね、もう決めたんだよ。私は、反政府軍のリーダーとして生きるの。
そして反政府軍のリーダーとして命を絶つの。
……たとえ、敵が愛しい人たちであっても」
そういった瞬間、脳裏にみんなが浮かんだ。
優しく笑ってくれた夢奈。
ムードメーカーな大樹。
ポーカーフェースの裏に優しさを持ってる冷夜。
そして…
いつもそっと笑顔で見守って、言いたい時は私にガツンと向かって言って来てくれた吟。
「4人の他にね…負けないぐらい、愛しい人がいるの…」
「…だ、れ…?」
「それはね…
春美だよ。いつもいつも、私を引っ張ってくれる。
春美がいなかったら、私はきっとこのまま復讐もなにもせずにただただ時を過ごしていたよ」
「千草…千草…私も!私もね!
千草のこと、大好きだよ…信じてる…
私を信じてくれた千草が、大好き」
「ありがと、春美。
………もう、おさまった?」
「うん……ごめんね。急に取り乱して」
春美がシュンとする。

