氷と魔女《specialstory 完結》

「終わったーー!」

運命のチャイムが鳴り終わったと同時に夢奈が叫んだ。


今は放課後。

テストも無事(?)終わって、みんなほっとしている様子。


…いや、無事じゃないか。


みんなほっとしながらも、死んでるよ。


冷静さを保ってるの、私と冷夜ぐらいだよ。



大樹なんて机にうつ伏せで「もうダメだぁ…」とか呟いてるし。

夢奈は空元気みたいな状態になってるし。

吟はしかめっ面でひたすらため息をついてる。



「冷夜あぁぁ〜なんでそんな冷静なんだあぁ〜千草もぉ〜」

「大樹…僕だって、はっきり言って疲れたけどさ。
毎回毎回落ち込んでもいられないでしょ?変な労力使いたくないだけ」


冷夜をじとーっと見ていた大樹の目が、私に移る。


「あ〜…私も難しかったかなぁとは思うけど、結構楽しかったしね。

てゆうか、いい経験したとか思えばいいのよ」


そう。私からしてもこのテストは結構難しかった。

テストの6割が授業の応用編。

実技のテストは今回ないから、全部ペーパーテストな訳で。

しかも制限時間は30分。

多すぎる&難しすぎる問題がずらーっと並んでるいるのだ。

……みんな、頭をフル回転しすぎて、オーバーヒートするんじゃないかって心配になったよ。


「いい経験、かぁ…私は千草みたいに思えないなぁ…」

夢奈が私たちに近づきながら言った。

「俺も、だ。ナリメリアのテストはむずいって聞いたことあっけど…

噂以上ってやつ?」


吟も相当参ってるようだ。