氷と魔女《specialstory 完結》

ガラッ


急いで教室に入って、お互い自分の席に着く。



シュンッ




「………これから、魔法薬学のテストを開始する。制限時間は30分だ。

用紙を配る」




今まで見たことのない30代ぐらいの男の先生が、空移動で急に現れた。

みんな少しギョッとしたけど、すぐに冷静さを取り戻した。


ペラペラの紙が何枚も空中を漂う。

そのうちの1枚が私にも届いた。



「先ほど言ったように、制限時間は30分。

…………はじめっ!」



一斉に用紙をめくる音が聞こえる。



カリカリカリカリカリカリ


動き出した羽ペンの音。



私は1度目を閉じた。




………大丈夫。きっとできる。





私はゆっくり目を開けると、テスト用紙に手を出した。