氷と魔女《specialstory 完結》

「……1年Sクラス10位。武藤春美。

1年Sクラス1位…御垣、千草ですね」


薄い青の髪の毛の女性が振り返った。


きっともう60代ぐらいだろう。
けどまだ若々しく、50代にしか見えない。


けど、同じ薄い青の目は確かに鋭くて。

口元は微笑んでるけど、全くもって『笑っている』なんて言えない表情をしていた。



「…私はナリメリア学園校長、ルシアと申します。

私はあなたたちがこの部屋の前に来たのを見てましたので、名前がわかったのです。

変に思わないでくださいね。警戒心は持たなくても大丈夫です」

プレートが光った時に、魔法で透視をしたのだろうか。
きっとそうだろう。

それはともかく、警戒心を解くことなんて、できない。

まるで人形のように作られた笑みは、私と春美に警戒心をもたせる。

心を持ってないようなガラスの目は、私と春美を威圧する。



……本当に、この人は命や心を持っている?

これじゃあ、まるで…