「ん。
8時25分…
そろそろ行くか…」



私はスクールバッグを持ち、目を閉じる。

そして右手を上げる。
一瞬光る。すると、杖が生まれた。


この杖は、魔法の訓練を始めて1年経った頃にお母さんに貰った物。
思い出の品だ。