氷と魔女《specialstory 完結》

みんな、が……?



「みんな…って、私、そんな話してないのに?」


「それでもだ!お前は魔力が高くて優秀なのに、鼻に全くかけない。
それに静かな優しさがあることみんな知ってるんだよ!

だから…お願いだ………」


吟の私を抱く力が強くなる。



目から一筋、ぬるい水が流れた。




「吟…何回でも言うよ。
ごめんね。私はもう、みんなと一緒にいられない。

だって…だって………」



唇を思いっきり噛んだ。


言うな、言うな、言うな。


言っちゃダメだ。



言ってメリットになることなんて、ないじゃん。



言っちゃダメ…





「千草…悪いな。引き止めちまって。
お前だって、直接政府に関係ないのに政府のいざこざに巻き込まれたくないよな。

ただ…この学園の9割以上がこの戦いに出るらしい。大きい戦いになるのは、目に見えている」